パソコン/スマホで便利なメモアプリとして大人気のGoogleKeep。
パソコンで使用する場合は、GoogleChromeの拡張機能として使用しましょう。
拡張機能GoogleKeepは、Chromeの利便性をアップするだけでなく、仕事にも使える機能が満載!
今回は、GoogleKeepの『画像から文字を抽出する』という様々な場面で活用できる機能を紹介/解説します。
~この記事は、こんな方におすすめ!~
●GoogleKeepで、画像から文字を抽出する方法を知りたい
●GoogleChromeでおすすめの拡張機能を知りたい。
●文字抽出の活用法を知りたい。
GoogleKeepの文字抽出機能は、メモツールの枠を超えた高性能な機能です。
抽出の精度も、画像の文字が鮮明であれば、かなり正確に抽出できます。
使い方によっては、仕事にもプライベートにも活用できる非常にお勧めの機能です。
本記事では、主に以下の順序で文字抽出機能を解説していきます。
1・画像から文字を抽出する手順を覚える
2・名刺画像/写真画像など数種類のパターンで抽出の精度を把握しよう。
3・GoogleKeepの文字抽出機能を仕事で活用
それでは、さっそく解説していきます。
スポンサーリンク
■初めてGoogleKeepを利用する人へ(インストール方法を紹介)
すでにGoogleKeepをインストール済みの人 ➡ 読み飛ばしてOK
GoogleKeepを初めて使用する人は、Chromeにインストールする必要があります。
インストール方法は、下記の記事に詳しく記載しています。
※下記の記事では、初めてGoogleKeepを使う人に基本から紹介していますので、合わせてお読みください。
今回は、Chrome拡張機能【GoogleKeep】の基本的な使い方と、便利な使い方をいくつか紹介します。メモアプリ GoogleKeepは、Chrome拡張機能で使うと便利さアップ!Webクリップやチェックボックスなど、いくつかの[…]
『画像から文字を抽出する方法』の解説は、以下より。
■基本的な文字抽出の手順
初めに、当ブログの記事の画像を使って、文字の抽出を行っていきます。
使用する画像はこちら。
文字の抽出に使用する画像は、動画配信サービス[U-NEXT]の解説記事の画像です。
それでは、GoogleKeepに取り込んで、画像から文字の抽出を行っていきます。
《画像2》
《画像2》を参照。
①・・・画像を右クリックして、右クリックメニューの中から[Save image to Keep]を左クリックします。
《画像3》
《画像3》を参照。
②・・・WebクリップがGoogleKeepに保存されました。(右上に保存したWebクリップの内容が表示されます。)
《画像4》
《画像4》を参照。
③・・・《画像4》のアイコンをクリック。
新しいタブでGoogleKeepのページが表示されます。
《画像5》
《画像5》を確認。
GoogleKeepページでWebクリップが保存されていることを確認できました。
《画像6》
《画像6》を参照。
④・・・保存されたWebクリップの上にマウスカーソルを移動すると、Webクリップ下部に6つのアイコンが表示されます。
その中から、一番右のアイコンをクリック。リストメニューが表示されます。
リストメニューの中から[画像のテキストを抽出]をクリック。
画像から文字が抽出がされます。(一瞬で抽出は終わります。)
《画像7》
《画像7》を参照。
⑤・・・抽出が完了すると、ページの左下に「画像内のテキストを抽出しました」と表示が出ます。
この表示は放置しておくと消えるので、そのままでOK。
《画像8》
《画像8》を参照。
⑥・・・Webクリップ上の何も無いところをクリックすると、Webクリップが拡大表示になります。
拡大表示にして、抽出した文字を確認してみましょう。
GoogleKeepページだと、抽出した文字が縦並びになって全て表示しきれないので、下記にまとめてみました。
元になった《画像1》と見比べると、かなり正確に抽出されているのがわかります。
〇で囲った3か所だけ間違いありましたが、ほとんど一致! 素晴らしい精度ですね。
さて、これで基本的な文字抽出のやり方は理解できたかと思います。
続いては、様々な画像で文字抽出を行って、その抽出精度を確かめてみましょう。
■名刺の画像から文字を抽出する
それでは、名刺画像から文字の抽出を行っていきます。
今回は、解説用に仮想の名刺を作ってみました。
すごくシンプルですが、そこはご理解ください(笑)
実際の名刺では、もっと会社名、住所や電話番号などが書かれていると思いますが、あくまで参考程度に。
まず、パソコン内の画像をGoogleKeepに読み込む場合、新規メモの入力欄にて、[画像を追加]する必要があります。
《画像9》
《画像9》を参照。
GoogleKeepのページを開いた状態から。
①・・・「メモを入力・・・」と枠線で囲われた部分をクリック。
新規メモの入力欄が表示されます。
《画像10》
《画像10》を参照。
②・・・[画像を追加]のアイコンをクリックします。
Windowsのエクスプローラーが開き、画像ファイルを選択します。
《画像11》
《画像11》を参照。
③・・・対象の画像を選択して、右下の[開く]をクリック。
《画像12》
《画像12》を参照。
④・・・新規のメモに画像が追加されました。
それでは、画像から文字の抽出を行っていきます。
※文字抽出の手順は、前項で解説済みですので、少し割愛した内容になります。この項は、あくまで、抽出精度の確認が目的です。
《画像13》
《画像13》を参照。
⑤・・・[画像のテキストを抽出]をクリック。
名刺画像から文字が抽出されます。
《画像14》
《画像14》を参照。
⑥・・・名刺画像から文字が抽出されました。
(仮想の名刺に当ブログのURLを記載していたので、そのURLによってWebクリップ化しています。)
さて、文字抽出の精度ですが・・・ご覧のとおり、全て一致していますね。
仮想の名刺が、かなりシンプルな内容だったので精度100%で抽出できました。
GoogleKeepの文字抽出機能では、基本的に、画像の文字がハッキリ写っていれば、ほぼ間違い無く抽出することが出来ます。
■写真画像から文字を抽出する
次は、写真画像から文字を抽出していきます。
文字を抽出する画像はこちら。
少し難易度の高めの写真画像を選んでみました。
正面の「線路に物を落とされた方は駅係員にお申し出ください」や「化粧室」以外は、文字がはっきりしていませんね。
他の文字は、反射や角度で分かりづらくなっています。
こんな写真画像の抽出精度はどうなのか!?
それでは、写真画像から文字の抽出を行っていきます。
(※すでに解説済みのため、手順は割愛しています。ご了承ください。)
《画像15》
《画像14》を参照。
①・・・GoogleKeepページ、新規メモで画像を追加しました。
《画像15》
《画像15》を参照。
②・・・[画像のテキストを抽出]をクリック。
写真画像から文字が抽出されます。
《画像16》
《画像16》を参照。
③・・・写真画像から文字が抽出されました。
それでは、GoogleKeepの抽出結果と、僕が目視で読み取れた文字を比較してみましょう。
ご覧のとおり、かなり微妙な結果になりました。
水色塗りつぶし ➡ ほぼ読み取れている文字で、目視の読み取りともほぼ一致。
黄色塗りつぶし➡目視では読み取れたが、GoogleKeepではまったく読み取れていない。
そのほか➡意味不明
ちょっと難しすぎたのかな!?
この結果から分かることをまとめました。
~GoogleKeepの画像から文字を抽出する機能 の注意点~
●画像の文字は、正面からハッキリと分かるものが良い。
(※解像度が高くても、文字がハッキリ分からないとNG)
●パソコン作成した画像であってもボヤけた文字はNG/写真画像の場合も、ボヤけと反射はNG
●正確に読み取れないと、意味不明な結果になる
ちょっと残念な結果になりましたが、次の項目では、正面からハッキリと分かる文字であれば『手書き文章』でも正確に抽出できるという例を紹介します。
■手書き文章を画像化して文字を抽出する
前項の文字抽出では、ちょっと残念な結果でした。
ただし、今回は『手書き文章』であっても、ハッキリと分かる文字でハッキリ撮れていれば、正確に抽出できることをお見せします。
手書きの文章はこちら。
下手な文字ですが、ハッキリと分かれば抽出できちゃうんです。
《画像17》
《画像17》を参照。
①・・・[画像のテキストを抽出]をクリック。
手書きの文章写真から文字が抽出されます。
《画像18》
《画像18》を参照。
②・・・手書きの文章写真から文字が抽出されました。
結果は、手書き文章とぼぼ一致。
手書き文章(写真)から、この精度の文字抽出が出来るのなら、仕事でも活用出来ますよね。
■GoogleKeep 文字抽出機能を【仕事で活用】
実際に仕事上で使ってみて、「これはちょっと良いかも!」と思った活用法を紹介します。
手書きメモで文字抽出 ➡ ほかの文章の作成時に使用する
手書きメモを、念のためにスマホで写真におさめる事ありませんか!?僕はたまにします。
これは、手書きのメモの中でも重要な内容だけ、データ化する(保管する)ためですが、これをやっている人は結構多いと思います。
GoogleKeepの文字抽出機能を使うのは、この後の工程。
まず、手書きのメモをおさめた写真から、GoogleKeepで文字抽出します。
抽出した文章を、他の文章を作成する際にコピー&ペーストで使用します。(若干の訂正は必要です。)
僕の仕事内容だと、主にマニュアル作成、上司への報告文、お客様への案内ポップアップの作成。
写真におさめるだけだと、写真の存在自体を忘れてしまっていたり、入力の手間があります。
GoogleKeepで抽出しておけば、画像と抽出した文字、合わせて保管することが出来るので、おすすめです。
■最後に:文字抽出の精度 「アルファベット◎、漢字は△」
最後に、GoogleKeepの文字抽出の精度で、気づいた点をお伝えしておきます。
GoogleKeepの文字抽出機能は、アルファベットは高精度で抽出が出来ます。
ただ、漢字はアルファベットに比べるとかなり精度が落ちるように感じます。
まあ、漢字の複雑さと、アルファベットのシンプルさを考えると仕方が無いのかな!?とも思いますが。
Google=アメリカ、だからアルファベットの抽出精度が高いのかな~・・とも思ったり。
あくまで参考程度に。
Chrome拡張機能[GoogleKeep]の記事は、本記事で5記事目となります。
あと数記事は執筆する予定で、その内スマホのGoogleKeepアプリの方も執筆するつもりです。
それでは、また!
スポンサーリンク